大人の正しい英語教材選び、英文法書６冊と無料のオススメ学習法３つ

大人になって始める英語の勉強法で悩んでいませんか？

実は、これから紹介する英語の勉強法を実践すると、無駄なく簡単に大人が実践するべき英語勉強法を身に着ける事ができます。

なぜなら私が実際に実践して、学生時代の英語の実力に1年で戻る事が出来たからです。

この記事では、大人の英語勉強で利用する教材選びと、無料勉強法紹介して、具体的な大人の英語勉強法をご紹介します。

記事を読み終えると、今後無駄な大人の英語学習をする事なく、効率的に楽しく、更にお財布にもやさしい大人の英語学習をする事ができます。

英語を大人になって勉強し直す人がまず取り組むべき課題は英文法です

大人の英語学習者も、その英語能力の違いは、人によって様々です。

TOEICのスコアが700以上の方もおれば、500以下の方もおられます。

TOEICスコア700以上の方に英文法が大事だと言っても、すでに700以上の実力があるのですから、この記事は、全く必要ではありません。

この記事の対象者は、TOEICで言えば500以下もしくは、TOEICすら受けた事がない、TOEICなんて聞いた事すらない大人の英会話学習者向けに書いています。

TOEICスコア500以下もしくはTOEICすら受けた事がない方が、まず始めるべき英語勉強法はズバリ英文法の復習です。

英文法と言っても、学生時代に経験した試験用の英文法ではありません。

中学の英文法を暗記ではなく、英語のルールを理解しているかの確認程度です。

大人の英語学習と学生時代の英語学習の違いは、試験、受験は関係ない事です。

試験英語や受験英語は、単語のスペルが一文字でも違うと不正解になりますが、大人の英語学習では、問題ありません。

英語学習の目的がTOEICや英検であれば、試験対策も必要でしょうが、大人の英語学習者の目的は

など、実践で使える英語を身に着けたい、またその夢に向かって勉強し直そうと思い、学習されている方が大半でしょう。

大人の英語学習は、細かなスペルミスや多少の前置詞の間違いを気にすることなく、楽しみながら、趣味として、ストレスなく英語学習を積み重ねていく学習であるため、学生時代の辛い英語学習では、全く意味がありません。

ただ、少々間違って良いとは言っても、英語の根本的なルール＝英文法は、ある程度身につけなければ、英語を理解するのにとても苦労します。

でも、何十年ぶりに英文法の復習と言っても困りますよね。

私も、49歳で英語を勉強し直そうと思い、あれやこれや右往左往し、本屋やネットやYouTubeを巡り、そして英文法の大事さに改めて気づき、50歳になりようやくたどり着いた学習法をこれからご紹介します。

英文法とはそもそも何か？

日本語と英語の最も大きな違いは文法です。

私たち日本人が、英語を学ぶにあたって一番の障害が文法。

例えば

日本語：私は / 本が / 好きです(主語 / 目的語 / 動詞)

　英語： I / like / books.(主語 / 動詞 / 目的語）

みなさんもご承知でしょうが、日本語と英語の文法の違いは動詞の位置です。

この違いが、私たち日本語話者が英語を苦手とする最大要因であり、何年勉強してもネイティブスピーカーの英語は当然として、一般的な英文すら読むのも苦労するのです。

昨今よく耳にする英語脳も同じく文法の違いで、私たち日本人には簡単に英語脳に切り替える事は、できないのです。

私たちは普段日本語脳で言語活動していますので、文法の違う英語を使うと、普段使っている日本語脳から英語脳に切り替えなければならず、頭の中が混乱してしまいます。その混乱を克服するには、これと言った特効薬は存在せず、残念ながら地道な訓練しかないのです。

まずは、『英語脳』を作る基礎『英文法』を理解しなければ、これから始める英語学習の回り道となるので、必ず取り組みましょう。

私が初めて英語を学んだのは、今から38年前の13歳、中学1年生の時です。

ほとんどの日本人は、私と同じく中学1年生の時が、英語学習の開始時期だと思います。

当時まだあどけなかった私は、英語を勉強できる事に、ワクワクしていたのを今でもよく覚えています。

そのピュアな気持ちで教わった英語は、この様でした

I like books.　①I ②like ③books

みなさんも同じ経験は、していませんか？

素直な私は、教わった通り長年この方法で英文を訳し、英語の成績は常に上位でした。

しかしながら、私はこの誤った方法で英語を勉強し続け、中学3年生の頃、長文読解と言う課題に出会った瞬間、自分の得意だった英語は、実はただの「ハリボテ」であった事を悟り、私は見事に挫折し、英語学習の情熱は消え去りました。

英文法も真面目によく勉強し成績もよかったのですが、今思えばあれは、試験用の英文法が得意だったのだと、恥ずかしながら50歳になった今気づきました。

ただ、当時の若い力で詰め込みで暗記した英文法や単語は、意外にこの歳になっても記憶に残っていたのは、驚きと同時に、あの時勉強していて良かったと、思っているのも事実であります。

本当の英文法とは、英語のルールを理解する事。　

学生時代の英文法の学習目的は、試験で良い成績を取るため。

私たち大人の英文法の学習目的は、点数なんて全く気にしなくて良く、英語のルール＝正しい英語を理解するだけの学習であるわけです。

正しい英文法の理解が英語脳を作り上げる基礎中の基礎であります。

英文法はなぜ大切なのか？

英語の基礎は、英文法であると言う事は、分かって頂けたかと思いますが、それにもう一つ理解しておかなければならない英語のルールがあります。

それは文型です。

英語の文章の構成は、全て5つの文型から成り立っています。

言い方を変えますと、5つの文型を理解していないと英語をいくら学んでも、ただの暗記学習になるだけなので、この英語の文型を理解してから英語学習を初めてください。

英文法の学習には、英語の5文型が基礎となります。

詳しい説明は後述しますが、簡単に言えば下記の通りとなります。

英語とは単語の配置の仕方で、相手に伝える意味を作り出す言葉なのです。

冒頭の例文 I like books.

この文型はSVO　I (S:主語) like (V:動詞) books (O:目的語)

第3文型の英文となります。

英語は単語の配置で意味を作り出すと申しましたが、この単語の配置を誤ると全く意味が通じなくなる言語でもあるのです。

例えば、I like books.の単語の配置(語順)を変えると全く意味不明な文となります。

1. Like I books.
2. Books like I.

日本語では少々語順が違っても、相手に意味が通じる言語です。

例えば、「私は本が好きです」の語順を変えてみましょう。

1. 好きです私は本が。
2. 本が好きです私は。

この様に日本語は、語順が正しくなくてもある程度は、意味を伝える事ができる言語なのですが、英語は語順が違えば、全く意味が通じなくなる言語なのです。

だから、英語は語順(単語の配置)がとても大事な言語と言う訳であります。

まずは、英語の語順=文型を理解することです。

でも、英語の文型は5つしかりません。たったの5つですので必ず習得しましょう。

英語を大人になって勉強し直す人が選ぶべき英文法教材は何か？

英語の基礎に文法が重要な事は理解できました。

でも、大人になって英語の勉強どころか、書店の英語教材コーナーすら、何年も素通りしてきた人が、自分にあった英文法の教材を探すと言っても、何を選べば良いのか分からないと思います。

私もあらゆる英語教材を見てきました。その中よりオススメの教材をご紹介します。

英文法(中学生レベル)に自信のない人はこちらの教材

私たち大人が継続して、楽しくストレスなく勉強するための教材選びのポイントは、何と言っても価格の安さです。

ネットを検索して陥りやすいのが、ホームページのリード文に引き込まれ、思わず高額教材に手を出してしまう事です。

私の経験上良い教材、良い情報は、以外に低額もしくは無料の教材、情報でした。

残念ながら英語に限らず語学学習に必要な要素は、

毎日コツコツです。いかにモチベーションを維持できるかです。

ましてや、40代、50代で始める方であるなら、なおさらモチベーションを持続するのは大変で、モチベーション維持の要素の一つが経済的ストレスを持たない事です。

教材選びは、市販の教材で十分です。良い本は、いくらでもあります！

基本にカエル英語の本 英文法入門

こちらの書籍は、本当に久しぶりに英語を勉強し直す方や、とにかく1から中学1年～2年レベルの英文法を勉強をし直したい方にオススメです。

レベル1　レベル2　レベル3　の3冊がありイラストを使用し、分かりやすく中学英文法レベルを学べます。

マンガでおさらい中学英語

こちらの書籍は、タイトル通りマンガで中学英文法を復習できるので、ストレスなく、中学1年～2年レベルの英文法を学べます。文字が苦手な方にはオススメです。

ネイティブスピーカーの英文法 英語の感覚が身につく

こちらの書籍は、英文法を暗記ではなく、イメージを持って記憶に定着する興味深い勉強法、イメージ英文法を紹介しています。

英語教育第一人者の大西泰斗先生とポールマクベイ先生のベストセラーで、こちらもオススメの書籍です。中学2年レベルです。

関先生が教える世界一わかりやすい英文法の授業

こちらの書籍は、有名な予備校講師である関正生先生の書籍で、対象は受験生でありますが、内容は私たち大人が英文法を復習するにも、とても分かりやすい内容です。中学2年～3年レベルです。

ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力

こちらの書籍は、上記でご紹介しましたネイティブスピーカーの英文法のステップアップ版です。イメージ英文法をさらに深めたい方には、オススメです。

高校1年生レベルです。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

こちらの書籍は、上記のネイティブスピーカーの英文法　ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力の全てを網羅した総集編で、同じく著者は大西泰斗先生とポールマクベイ先生の共著で大ベストセラーです。

ボリュームは680ページに及ぶので、学生以外の英語復習者が全て読むのは大変でしょうから、まずは英文法の参考書として、保有しておく程度で構いませんが、内容はイラストを使いとても分かりやすいです。高校2年～3年レベルです。

英語を大人になって勉強し直す人が選んではいけない英語教材は何か？

英語を学習する上で、英会話学習法やオススメ書を調べる際に利用するのがインターネット検索ですよね。

インターネットで検索すると、英語学習関係のサイトが一杯ヒットします。

1日でも早く上達したいので、思わずサイト内の巧みなリード文に引き込まれ、高額教材を購入してしまう事も考えられるので、必ずそう言うサイトに巡り合った時には、一晩寝て、もう一度良く考えてからクリックボタンを押して下さい。

高額な英語教材を購入する必要はない。

私の経験上、インターネット上での高額教材で良い教材は、ほぼないと言って間違いありません。

実は私もインターネットで￥66,000の英会話商材を思わず購入してしまい、よくよく考えれば、その商品はインターネットやYouTubeで無料で手に入るレベルの商材で、それに気づいた私は、かなりへこみ、英語を勉強するモチベーションすら、なくなってしまいました。

英語学習に魔法は存在せず、コツコツ正しい勉強法を繰り返すしかないのです。

モチベーションの維持こそが、英語学習のキモだと言う事です。

大人になって英文法を復習するために高額商品は、全く必要ではありません。

英語を大人になって勉強し直す人が無料で利用すべきメディア

昔と違って、英語学習ツールは無料で手に入りやすい時代になりました。

特に、今一番影響力のあるメディアは無料動画、YouTubeです。

私もYouTubeの情報から英語学習のヒントをたくさん得ています。

YouTubeには多くの大人の英語学習素材が存在している。

シニア世代は、とかくアナログから抜け出せません。この世代の悪いところです。

私も51歳になりましたが、できる限りデジタル的発想を持ち続けようと努力してます。

例えば買い物では、現金で支払わず電子決済でする様にしてますし、インターネットで買い物もよくします。出来る限り、最先端技術を利用する様に心掛けています。

私の20代半ばごろ、Windowsブームが起こり、私もそのブームにのって、訳もわからず大金果たして富士通のFMVデスクトップパソコンを購入しました。

私のデジタル世界へのデビューです。

当時、ビジネス上の最先端の情報伝達ツールは、電話とFAXでした。

携帯電話は、まだありませんでした(出始めだったかもしれません・・)

そして、Windowsの出現と共にインターネットがあっという間に根付き、仕事の環境も大きく変わりました。

今でも覚えてますが、会社の方針で社内連絡を電子メールを使うようにと言われ、

新しい事に批判的なことを言っている連中が何人かいました。

その連中は現在50歳～60歳、ほとんどの方と付き合いはなくなりましたが、1名だけ1年に1回か2回飲みにいく当時の職場の先輩がいます。

もちろんその先輩は、今でもがっつりアナログ人間です。

私の記憶するところ、確か2年ぐらい前にやっとラインを使い始めたぐらいです。

私の根拠のない所見ですが、昭和40年代生まれぐらいまでの方は、アナログ感覚が多い。

昭和50年代生まれ以降の方ぐらいから、デジタル感覚が多くなってきている様に思います。

大人になっての本格的な英会話学習はもちろん、趣味の英語学習でも、アナログ感覚の方は絶対に損をしますので、今からでも遅くないのでデジタル感覚を身に着けてください。

何せ圧倒的な情報量とコンテンツの楽しさ、便利さ、数え切れない程のメリットがあります。使わない理由はありません。

悪いとは言いませんが、情報は本だけではありません。現在は様々な情報があります。それだけでは、繰り返し申しておきます。

まずは、YouTubeで英語チャンネルを調べて下さい。

私は英語系YouTubeを通して、3名の英語学習メンターにたどり着きました。

師範代Shinya : 英語の達人養成ジム

私が、49歳で英語の勉強をしようと、YouTubeを巡り巡ってたどり着いたメンターの1人がShinya先生です。

上記のオススメ本は、言い換えればShinya先生のオススメで、私も実直に実施し、英文法の基礎力を学生時代以上の実力に導いて頂きましたので、本当に感謝しています。

メンターを選ぶ際、大きく分けて日本人講師と外国人講師の選択はありますが、選択方法については、下記の記事にまとめています。
英会話講師は基本学習や資格取得は日本人講師アウトプットは外国人講師

Shinya先生は、もともとジーンズショップの店長で、英語を話せる事にあこがれ20代から英語の勉強を始め、試行錯誤し自身が運営する英会話学校を立ち上げるまでに至り、YouTubeでも受験勉強ではない、私たち大人が学ぶべき勉強法を自身の学んだ方法を元に紹介されています。

TOEICスコア500以下もしくはスコア不明な方は、すべての動画を見て下さい。

私の英語勉強法を導いて頂きました先生です。

師範代Shinya : 英語の達人養成ジム

Hapa 英会話

有名な英語学習系のユーチューバー(YouTuber)で、日本人とアメリカ人のハーフの方であります。

愛称はJunさんと言います！

生活基盤は、ロサンゼルスで、もちろん英語はネイティブスピーカーです。

小学校低学年の時は、ロサンゼルスの日本学校に通っていた経験があり、また大学に進学後日本に留学した経験もあり、日本語はとても上手です。

また、日本の文化にも精通しておられ、とても好感をもてる先生です。

サイト内には、ものすごい多くの無料コンテンツがあり、有料商材あるいは、セミナーも開催されており、この業界の第一人者と言っても過言ではありません。

TOEICスコア500以上の方向けです。

全てを見るのは、コンテンツが多すぎるので、流石に難しいですが、チャンネル登録はしておいてください。

また、メールマガジンも登録しておきましょう。

私は、Jun先生の無料メールマガジンを使い、毎日勉強しています。

その勉強法も追って紹介します。

Hapa 英会話

ニック式英会話

この先生も有名な英語系ユーチューバー(YouTuber)で、オーストラリア出身で現在日本在住の親日外国人の方であります。

自身の英会話教室も運営している他、著書もありますが、まずはYouTubeをすべて見てください。目から鱗が落ちますよ。

YouTubeのコメント欄を見て頂くと気づくかと思いますが、絶賛の嵐です。

日本語も完璧で、自身が日本語を覚えた時に編み出したニック式を、私たち日本人が英会話を勉強する方法に落とし込み、語学学習のコツをとても分かりやすく合理的に解説しています。

また、発音と英語独特の音声変化なども丁寧に説明されています。

もし私が、学生時代にニック先生に出会っていれば、今の英語能力とは比べられない程の実力をつけていただろうと確信できるぐらいの衝撃でした。

アプリも有料ではありますが（￥3,000）内容はとても素晴らしいです。

ニックさんのメールマガジンも登録しておきましょう。

ほぼ毎日、日常会話フレーズが届きます。

この無料メルマガも私は自身の英語学習に利用しています。

ニック式英会話 

まとめ

上記で紹介した英文法書6冊は全て分かりやすく書かれているので、私たち大人が復習するには、どの教材でもいいです。

あなたの好きな教材を1冊手に入れて下さい。

• 大人の英文法書６選
• 基本にカエル英語の本 英文法入門 
• マンガでおさらい中学英語
• ネイティブスピーカーの英文法 英語の感覚が身につく
• 関先生が教える世界一わかりやすい英文法の授業
• ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力
• 一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

私が今でも活用している英語系YouTubeです。