ネイティブの正しい発音を簡単に確認する方法を知りたい方
学んだフレーズが本当にネイティブが使用しているのか確認する方法を知りたい方
YouGlishの効果的な利用方法を知りたい方
この様な方向けの内容です。
【YouGlish】を使った学習法(生きた英語で学ぶ発音とリスニング)
英語の発音とリスニングは、英語学習者にとって大きな悩みの一つです。
発音は学校英語では重要視されません。受験の点数に結びつかないからです。そのため私を含め日本人の多くは、英語の発音が苦手であると同時に英語のリスニングも得意ではありません。
正しい発音ができる様になると、ネイティブの発音が聞き取れる様になります。ネイティブの発音を繰り返し聞き、そして発音することにより、向上していきます。
YouTubeではネイティブの動画が盛りだくさん存在しますが、日本語翻訳などリスニングとしての補助機能などはなく、聞き流しとなり効果的ではありません。
YouGlishは世界中のYouTube動画を集め、聞きたい発音を検索窓に入れる事により、Youtubeに投稿した世界中の人たちの発音を聞く事ができる、とても優れたサイトです。
ネイティブ英語を学びたい方は、是非とも利用してみて下さい。
【YouGlish】使い方を解説(世界中のネイティブの発音で学習)
YouGlishのホームページのトップページにネイティブの発音を確認したいフレーズや単語をタイプし、検索ボタン(Say it!)をクリックします。
YouGlishの素晴らしいポイントは、アメリカ発音やイギリス発音やオーストラリア発音の絞り込みもできる点です。
上記の検索窓には、【All】【US】【UK】【AUS】ボタンで絞り込めるのです。今回は【All】で検索しました。【All】はもちろん全世界です。
” I’m going to “は、ネイティブなら誰でも毎日、数え切れない程使っている英語の代表的なフレーズですが、私たち日本人英語学習者の多くは、聞き取れないフレーズの一つです。
検索すると345026のYouTube動画にヒットしました(1 out of 345026)
動画下の【▶】ボタンをクリックすると次の動画に簡単に移りますので、あらゆるネイティブの発音を学習できます。
【-5】ボタンをクリックすると5秒逆戻りできるので、聞き取れなかった場合に繰り返し聞く事ができますので、リスニング学習にとても便利です。
“ I’m going to “は学校では
アイム ゴーイング トゥー
と発音すると習います。間違いではありませんが、ほとんどのネイティブは
アイム ガナ
と発音しています。
YouGlish で視聴すれば確認できますが、ほとんどのネイティブは「アイム ガナ」と発音しているのが分かります。
” going ” を 「ガ」と発音し” to “を「ナ」と発音しているとは、知らなかった私たち日本人英語学習者が聞き取れないのは、当然と言えば当然です。
学校で一番初めに学んだ英熟語と言っても過言でない” I’m going to ” は、出来る限りネイティブが日常発している「アイム ガナ」と発音する様に習慣づけることが、リスニング力向上に繋がります。
発音できる音声は、聞き取れる音声になるからです。
【YouGlish】フレーズの使用頻度を確認(ネイティブはどれ位使ってる?)
日本人英語学習者が意外と知らない英語フレーズに ” have a thing for “と言うフレーズがあります。
YouTuberとしても有名な大人気英会話講師である、ニック先生ことニック・ウィリアムソンさんが運営しているニック式英会話のひとこと英会話でも紹介しているので、引用させて頂きます。
日本ではあまり知られてないけど「have a thing for ~」は「~が好き」「そういう好みがある」「気がある」という意味の決まり文句です。
たとえば
「I have a thing for Japanese guys.(日本人男性がタイプ)」
「He has a thing for blondes.(彼は金髪女性に弱い)」
「She has a thing for him.(彼女は彼に気がある)」など。
ニック式ひとこと英会話 より引用
ニック先生も紹介している ” have a thing for “は、実際ネイティブがどれ位使っているのか?
それも YouGlish で確認することができます。
1335のYouTube動画にヒットしました。先に紹介した” I’m going to “は、345026の動画にヒットしましたので、少ないと思うでしょうが ” I’m going to “はご存知の通り「~するつもり」と言う未来形の誰でも毎日使うフレーズのため比較にならないのは致し方ありません。
上記の女性2人の会話が興味深いですね。
I like long names,
I just have a thing for long names.
I like long names,(私は長い名前が好きなの)
I just have a thing for long names.(本当に長い名前が気に入ってるの)
” like ” 「好き」を強調する様に ” have a thing for “を使い、別の表現で本当に好きなんだと表現しています。
この様に YouGlish ではネイティブの生きた英語が簡単に学べます。
先程の ニック式英会話の「ひとこと英会話」の” have a thing for “と似て非なるフレーズ” have a thing about “があります。
上記の続きを引用します。
そして、不思議なことに
「have a thing for ~」は「好き」ですけど、
「have a thing about ~」は「苦手」と逆の意味です。
たとえば
「I have a thing about heights.(高所恐怖症)」
「I have a thing about spiders.(クモはダメなの)」
「I have a thing about flying.(飛行機は苦手)」など。
ニック式ひとこと英会話 より引用
それでは YouGlish で ” have a thing about “調べて見ましょう。
962のYouTube動画にヒットしました。結構使われていますね。
ニック式英会話のひとこと英会話は、生きた英語の宝庫です。YouGlish と組み合わせて学習すると相乗効果が上がります。
最後に日本の英語教育で定番の表現
How are you?
に回答する代表的回答例
I’m fine thank you, and you?
私が子供のころ英会話学習で教わった英語の挨拶 ” How are you ? “「お元気ですか」の返し言葉として ” I’m fine thank you, and you ? “「元気ですよ。あなたは、お元気ですか?」と言うのですよと・・。
大人になって英会話の勉強をやり直して分かった衝撃的な事実。
そんなフレーズ誰も使わないよ!
そ・そうなの・・・
YouGlish で調べて見ましょう。
結果はたったの16動画、しかもそのほとんどが、日本の教育では ” How are you ? “の返事に” I’m fine thank you, and you ? “と教えてる様ですけど、そんなフレーズ誰も言わないわ!とディする動画ばかりです。
結局、誰も使ってないのがと確信できる結果でした。
YouGlish は、ネイティブが使っているフレーズの頻度も確認できるので、無駄なく自信を持って生きた英語のフレーズを蓄積できる素晴らしいツールです。
まとめ
ネイティブの英語の発音やフレーズを簡単に調べられる便利な YouGlish を紹介しました。日本人が英語を聞き取れない理由の一つに学校英語の影響が考えられます。
その例として” I’m going to ” のネイティブの発音を YouGlish で確認しました。ほとんどのネイティブの発音は「アイム ガナ」と発音しているのが分かります。
また、日本人が意外と知らないフレーズで” have a thing for ” 「好き」と ” have a thing about “「嫌い」のフレーズも YouGlish で多くのネイティブが使っていることを確認できました。尚、例文は ニック式英会話のひとこと英会話 を引用して紹介しました。
最後に学校や英会話教室で教わった” How are you ? “の返しフレーズ ” I’m fine thank you, and you ? “が、どれくらいのネイティブが実際に使っているかのかを調べた結果、ほとんど誰も使っていない事も確認できました。
このように YouGlish は正しいネイティブ英語を学ぶのにとても便利なサイトです。
さらに本文で紹介したニック式英会話のニック先生ことニック・ウィリアムソンさんの著書は生きた英語の宝庫ですのでオススメしています。
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