【会話もメールも英語は3語で伝わります】 中山裕木子 レビュー

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ベストセラー書籍「英語は3語で伝わります」の内容と効果を知りたい方

簡単な英単語で英語を話すコツを知りたい方

英語で言いたいことを、思うように伝えることができなく、困っている方。

この様な方向けの書籍です。

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【会話もメールも英語は3語で伝わります】 中山裕木子 レビュー

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2016年にダイヤモンド社より発行されたベストセラー書籍英語は3語で伝わります中山裕木子著をレビューします。

この書籍はネイティブの英語を理解すると言う概念ではなく、初心者英会話学習者が今の実力でもネイティブにあなたの言いたいことを的確に伝えることができる方法として、ちょっとしたコツが学べる書籍です。

英語には文型と言う型があります。英語を学ぶ上でこの文型を知らなければ英語を学ぶのに苦労します。なぜならすべての英文は5つの文型に分類されているからです。

  • 第1文型 SV S(主語)+ V(動詞)
  • 第2文型 SVC S(主語)+ V(動詞)+ C(補語)
  • 第3文型 SVO S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)
  • 第4文型 SVOO S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ O(目的語)
  • 第5文型 SVOO S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ C(補語)

英会話をマスターするには、もちろん上記英語5文型すべてを理解する必要がありますし、たった5文型なので、完全にマスターしたいものです。

ただ、英語を理解するのと英語を使えるとは似て非なりと言えます。日本の学校英語(受験英語)で学んで来たわたしたち日本人は、英語のルールは十分理解できているのだけと、ほとんどの方は英語を使えないのです。

せっかく若い時に学校英語(受験英語)でインプットしたスキルをアウトプット学習にのみ全力を注ぐことが英会話実現への近道です。

これまでそのアウトプット学習をたくさん紹介させて頂きました。

英語は3語で伝わりますでは、特に初心者英会話学習者や大人のやり直し英語学習者にとても有効なアウトプット学習です。

もう一度英語の5文型を見てください。

  • 第1文型 【SV】 S(主語)+ V(動詞)
  • 第2文型 【SVC】 S(主語)+ V(動詞)+ C(補語)
  • 第3文型 【SVO】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)
  • 第4文型 【SVOO】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ O(目的語)
  • 第5文型 【SVOO】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ C(補語)

この中で3語で構成されている英語文型は第2文型【SVC】と第3文型【SVO】の2つ。 英語は3語で伝わります では第3文型 【SVO】 を活用し、あなたの伝えたいことをストレートにネイティブに伝える英会話ノウハウです。

【SVC】は日本語で表現すると「S(主語)は~です。」で終わる様な表現が代表例です。日本人はこの表現が好きです。特に日本語を英語に訳す時に多用します。

日本語は「~です。」が多く出現するので、その語訳に相当する「be 動詞」を、日本語を英語に置き換える際に多用するのです。

日本語と言う「言語」を英語と言う「言語」に置き換える機械的な英作文を長年学校で学んできたため、致し方ないのも事実です。

英語は3語で伝わりますの表紙帯に例文が出ています。

  •  My job is an English teacher. My job(S)is(V)an English teacher(C)
  •  I teach English. I(S)teach(V)English(O)

日本語の言葉を置き換えるのではなく、日本語の意味をシンプルに分かりやすく、しかも簡単に伝えることができる第3文型【SVO】に置き換えるのです。

英語は3語で伝わりますでは、 「S(主語)は~です。」 調の第2文型【SVC】 は回りくどく、ネイティブにも伝わりづらいので、結論と目的を3語で説明できる第3文型【SVO】を使うノウハウを分かりやすく解説しています。

  •  私の仕事は英語の先生です。 私の仕事は(S)です(V)英語の先生(C)
  •  私は英語を教えています。 私は(S)教えています(V)英語を(O)

【SVO】 はシンプルで優しい英語なのです。

第1文型から第5文型まで簡単に説明しておきます。

第1文型 【SV】 S(主語)+ V(動詞)

第1文型は主語+動詞です。

動詞には自動詞と他動詞の2種類があります。第1文型の動詞は自動詞を使った英文です。自動詞とは目的語を使わなくても英文として成り立つ動詞です。

I run. 私は走ります。

she came. 彼女は来た。

They smile. 彼らは微笑んでいる。

第2文型 【SVC】 S(主語)+ V(動詞)+ C(補語)

第2文型は主語+動詞+補語です。

簡単に説明するとS=Cです。例えば ” I(S 主語) am(V 動詞) a student.(C 補語)”
I = a student(私=生徒)です。be動詞を使った文章は第2文型となります。

もう1例
He looks happy. ” He(S 主語)looks(V 動詞)happy(C 補語)” 
He = happy(彼=幸せ)です。自動詞の後ろに形容詞がくる場合も第2文型となります。

I am fine. 私は元気です。

It tastes good. それはおいしいです。

She feels happy. 彼女は幸せに感じている。

第3文型 【SVO】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)

第3文型は主語+動詞+目的語です。

英語は3語で伝わりますの推奨している文型です。シンプルで使いやすくストレートな表現です。

I have a dog. 私は犬を飼っている。

She got a hair cut. 彼女は髪を切った。

They take a bus. 彼らはバスに乗る。

第4文型 【SVOO】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ O(目的語)

第4文型は主語+動詞+目的語+目的語です。

目的語が2つ並列された文型です。ややこしそうですが、意外と簡単に使えます。
前の目的語が(人)後ろの目的語が(通常の目的語)となります。

例文を見た方が分かりやすいです。

My mother gave him an apple. 母は彼にりんごを与えた。

She made her boyfiend some cakes. 彼女は彼氏にケーキを作った。

They told me a big problem. 彼らが私に大きな問題を伝えた。

第5文型 【SVOC】 S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)+ C(補語)

第5文型は主語+動詞+目的語+補語です。

5文型の中で一番わかりずらい表現です。S(主語)は、O(目的語)を、C(補語)とすると言った感じです。分かりずらいですね。例文で感覚をつかんだ方が分かりやすいです。

My father calls me Kenbo. 父は私をケンボーと呼びます。

He makes me happy. 彼は私を幸せにします。

My sister keeps her hands clean. 妹は手を綺麗にしている。

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【英語は3語で伝わります】特徴4つとメリット3つと捨てる構文

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著者の中山裕木子先生が述べている著書英語は3語で伝わりますの特徴4つとメリット3つ、更に思い切って捨てる構文を紹介します。

「英語は3語で伝わります」の特徴4つ

1. 新しい文法、単語、構文の暗記はいらない

3語の英語はとてもシンプル。意識するのは、複雑な構文を避けて、あらゆる文を「誰が(または何が)、何を、する」に組み立てることです。

2. 「3語」の組み立てパターンがわかる

3語の英語の組み立てを解説しています。使える4つの主語・基本動詞・応用動詞を紹介し、英文を組み立てる練習の場を提供しています。

3. 日本人の難しい英語とさようなら

日本人が陥りがちな伝わりにくい英語表現を例示し、それらの使用をやめ、気持ちよく3語の英語を使い続けることを目指します。

4. ブレイク&スキルアップ

3語の英語を踏まえた正しく明快に伝えるコツ・深い理解を目指すための英語にまつわるこぼれ話を随所で取り上げています。

「英語は3語で伝わります」を実践するメリット3つ

  1. 結論(動作)がすぐ伝わる
  2. 組み立てやすくなり、誤りが減る
  3. コミュニケーションのスピードが上がる

「英語は3語で伝わります」 思い切って捨てる構文

この書籍の大胆なところは、私たちがよく知っている構文も思い切って捨て、3語に集約すべしと説いています。

これにはさすがに驚きましたが、読んでみると不思議と納得感を得ます。しかも実践的で困ったときに使えるノウハウなので中級者以上のレベル方にも参考になります。

以下に捨てる構文例を書き留めておきます。

  • There is / are 構文を捨てる
  • 仮主語と仮目的語のitを捨てる
  • SVOO・SVOC構文を捨てる
  • 受け身形を捨てる
  • イディオムを捨てる
  • not文を捨てる
  • 難解な英単語を捨てる
  • 難しい時制を捨てる

とても斬新な内容で、実用的な英語は3語で伝わります、初心者英会話学習者や大人のやり直し英会話学習者には特にオススメします。

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