英文法の基礎【大人の中学英語「これだけを厳選」不定詞と動名詞

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大人のやり直し英語学習者や初心者英会話学習者で何から手を付けたら良いか分からない方

英会話に必要な最低限の英文法を知りたい方

中学レベルの英文法「不定詞と動名詞」を簡単に説明して欲しい方

この様な方向けの内容です。

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英文法の基礎【大人の中学英語「これだけを厳選」不定詞と動名詞

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大人のやり直し英語学習者や初心者英会話学習者は、中学レベルの英文法を復習する事からはじめることが最も効果的です。

それでも中学生時代から時が経ってしまっては、簡単な事ではないと考えるのも致し方ないです。

その中学レベルの英文法を厳選して英会話に最低限「これだけ」を紹介します。この記事では英語の不定詞動名詞の使い方、役割を説明します。

英語の構成は5文型に追加要素を足して、文章を作り上げていきます。その追加要素の一つが不定詞や動名詞です。

5文型が分からない方はこちらの記事を参照下さい。

動詞的要素を足したい時に ” to + 動詞の原形 ” の型をとる不定詞、 あるいは ” ~ing ” の型をとる動名詞を使います。

英語の5文型の1つ、第3文型SVO + 不定詞となったり、第1文型SV+ 動名詞として文章を構成したりします。

以下に、例文を用いて分かりやすく説明します。

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英文法の基礎【大人の中学英語「これだけを厳選」不定詞の使い方

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不定詞を理解しなければ、英文を理解をすることはできないので、必ず覚えなければいけません。

ただ使い方は簡単なので、心配する必要はありあません。

不定詞は、to + 動詞の原形 の型でとてもシンプルです。動詞は過去形と過去分詞に変化をすると使い方に混乱することもありますが、動詞の原形でいいのはありがたいです。

日本語で言うと下記の様な表現で使われます。

  • ~するために【副詞的用法】
  • ~して【副詞的用法】
  • ~するための(名詞) ~するべき(名詞)【形容詞的用法】
  • ~すること【名詞的用法】

不定詞 ~するために【副詞的用法】

不定詞の基本であり、一番使う表現が「~するために」です。

英語の5文型の第3文型(SVO)に当てはめて説明します。

I study English. 私は勉強しています。
SVOで完結した英文です。

勉強の目的は何ですか?

この様な場合に不定詞を付け足します。

  • to pass the exam. 試験に受かるため
  • to become a teacher. 先生になるため
  • to work abroad. 海外で働くために
  • I study English to pass the exam. 試験に合格するために英語を勉強しています。
  • I study English to become a teacher. 先生になるために英語を勉強しています。
  • I study English to work abroad. 海外で働くために英語を勉強しています。

不定詞 ~して【副詞的用法】

「~して」と表現する場合も不定詞を使って英語表現できます。

英語の5文型の第2文型(SVC)に当てはめて説明します。

I am happy 私は幸せです。
SVCで完結した英文です。

どうして幸せなのですか?

この様な場合に不定詞を付け足します。

  • to see you. あなたに会えて
  • to become a mother. 母になれて
  • to go to the beach. 海に行けて
  • I am happy to see you. あなたに会えて幸せです。
  • I am happy to become a mother. 母になれて幸せです。
  • I am happy to go to the beach. 海に行けて幸せです。

不定詞 ~するための(名詞) ~するべき(名詞)【形容詞的用法】

「~するための(名詞)」「~するべき(名詞)」と表現する場合も不定詞を使って英語表現できます。

日本語と英語は語順が異なるので、注意は必要ですが慣れるしかありません。生活するためのお金と表現したい時は、money to liveと語順が逆になります。

  • 勉強するための時間 勉強するべき時間 time to study
  • 料理をするための道具 料理をするべき道具 tool to cook
  • するための仕事 するべき仕事 work to do

応用編ですが英会話でよく使う以下2つの表現も覚えておきましょう。

  • something to 動詞の原形 何か~するための物 何か~するべき物
  • nothing to 動詞の原形 何も~するため(べき)の物はない 

例文で感覚をつかむといいです。

  • I want something to drink. 何か飲むための物が欲しい(飲み物が欲しいなあ)
  • I have nothing to do. 何もする物(こと)はない

不定詞 ~すること【名詞的用法】

「~すること」と表現する場合も不定詞を使って英語表現できます。

代表的なのは ” want to 動詞の原形 ” 「~することを欲する」 →「~したい」です。
こちらも例文で感覚を掴むといいです。

  • I want to go to the beach. 海に行くことを欲する(海に行きたい)
  • I like to eat rice. ご飯を食べることが好きです。
  • I start to study English. 英語を勉強することを始める。
  • I try to play baseball. 野球をすることにトライする。
  • I need to read a book. 本を読むことの必要性があります。
  • I decide to study abroad. 留学することに決めます。

英文法の基礎【大人の中学英語「これだけを厳選」動名詞の使い方

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不定詞とよく似た使い方と役割を持った文法が動名詞です。不定詞に比べると用途は限定されています。

動名詞と言うだけあって不定詞の名詞的用法と同じ役割です。「~すること」と表現する場合に使います。

上記の例文で言えば ” I like to eat. ” を ” I like eating ” に置き換える事ができます。

例外として動名詞では使えるけど、不定詞では使えない動詞もあります。

  • enjoy 〇 enjoy playing ✖ enjoy to play
  • finish 〇 finish working ✖ finish to work
  • stop 〇 stop smoking ✖ stop to smoke

逆に ” want to ” は動名詞に置き換える事はできませんので、合わせて覚えておきましょう。

  • want 〇 want to eat lunch ✖ want eating lunch

中学英文法の最低限「これだけ」抑えておきたい英文法の不定詞と動名詞を紹介しました。もっと詳しく学び直したい方は中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。でしっかり復習することをオススメします。

まとめ

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  • 大人のやり直し英語学習者や初心者英会話学習者は、中学レベルの英文法を復習しましょう。
  • 英語の5文型に動詞的要素を足したい時に ” to + 動詞の原形 ” の型をとる不定詞、 あるいは ” ~ing ” の型をとる動名詞を使います。
  • 不定詞には副詞的用法と形容詞的用法と名詞的用法があります。
  • 動名詞には名詞的用法として使います。

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