大人になってからのやり直し英会話学習者や英会話初心者は、まず何から手をつけたらいいのか迷いますよね。
私は中学英文法の復習が最適であると以前書かせて頂きました。
大人の正しい英語教材選び、英文法書6冊と無料のオススメ学習法3つ
中学英文法の復習と言っても早い人で半年、大方の学習者は1年くらいは要します。
問題はその期間モチベーションが持続できるかです。
実は、これから紹介する学習法は、主語を”I” “You” “We”に動詞を”have”や”get”などの基本動詞にすることでシンプルに、しかもネイティブが通常使用している英語表現でもあるので、とても実用的であり、時間のない40歳学習者や英文法アレルギーのある50歳学習者、更に受験英語に苦しめられた英会話初心者にも最適な学習法であり効果的でもあります。
なぜなら、私が50歳を過ぎて分かったこの学習法は、受験英語と違う英語学習でまさに英会話の基礎学習として、楽しく英語学習を実現でき、とても気軽に続けられる学習法であるからです。
この記事では、大人の英語学習者や初心者英会話学習者でも必ず上達する英会話学習法を具体例と共に紹介するのと同時に、モチベーションを保つ方法も併せてご紹介します。
記事を読み終えると、学生時代の嫌いな英語学習から大人だからこその楽しい英語学習を分かって頂けるでしょう。
動詞のhaveには広い意味があり、日本人でも使いやすい
数ある英単語の中でhaveの意味を知らない英語学習者は、絶対にいません。
それもそのはずで、haveの使用頻度は動詞の中でも最も使用されている動詞と言われています。
なぜ、使用頻度が高いかと言うとhave一つでたくさんの意味があり、使いやすいからです。
逆を言えば、haveを使いこなせれば、あなたの英語は簡単に広がるわけであります。
haveの意味をイメージする
イメージ英文法の解説で有名な大西泰斗先生のベストセラー書一億人の英文法ではhaveのイメージを次の様に定義しています。
【近接(近くにある)】
一億人の英文法 大西泰斗 著 より引用
haveは「手にもつ」という動作ではなく、「位置」を表す動詞です。I have a pen.(ペンを持っています)は、自分の所有権がペンに及んでいるということ。つまりは「自分のところにある」と言う意識で使われています(「手元にもっている」場合I have a pen on me.などとなります)。haveは物理的な近さ(内部を含む)・所有権の及ぶ範囲など、近接の意識で使われる動詞なのです。
中学で教わったhaveの意味は「~を持つ」でした。
I have a pen.
日本の中学校で教わったhaveは上の代表例文が大人になるまで支配されていますが、
そのイメージを今すぐ変えなければいけません。
haveのイメージ
自分及び物が有形無形を問わず何かを所有している
自分が有形なものを所有している
She has long hairs. 彼女の髪は長い
I have a dog. 私は犬を飼っている
自分が無形なものを所有している
I have a good idea. 私にはいい考えがあります
He has a lot of free time. 彼はいつも暇です。
You have a good memory. あなたは記憶力がいい
Ramen has a lot of calories. ラーメンはカロリーが高い
I have an appointment. 私には約束があります
He always has a strange dream. 彼はいつも変な夢を見ている
物が所有している
Their company has 2 branches in the U.S. 彼らの会社はアメリカに2支店ある
My car has a great drive recorder. 私の車には高性能なドラレコが装備されている
漠然と所有している
Okinawa has no snow. 沖縄は雪が降らない
I have nothing to do today. 私は今日することがない
Did you have lunch? 昼食食べましたか?
I had some beer last night. 昨日ビールを飲みました
They had a good time yesterday. 彼らは昨日楽しみました。
Why don’t you have a bath? お風呂に入れば?
haveにはまだまだたくさんの表現があります。
多くの英文に触れて感覚で覚えるのが一番ですが、haveに限らずgetやtakeと言った基本動詞をまずは使える様になるトレーニングが、大人の英会話学習者や英会話初心者にはオススメです。
基本動詞を使ったトレーニングで一番いいのが瞬間英作文トレーニングです。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
基本動詞を使った瞬間英作文トレーニング教材例文のおすすめのやり方
基本動詞 have / get の使い方 とても参考になる YouTube
まずは主語を”I” “We” “You” で始める
英語はまず主語を決め、動詞を置き、すべての文が構成されはじめます。
主語は一番初めにくるので英語を口から出す時に、まず初めに主語を何にしたらいいか?
と考えますが、これが意外に初心者には大変です。
主語はなんでも主語にできるので、簡単かと思いきやなんでもいいので迷いがでます。
一番代表的な主語は、一人称の”I” “we” 二人称の”You” 三人称の”they” “he” “she”
それ以外の主語は、文法用語で言えば無生物主語と言います。
無生物主語を置いてしまうと、文章を受動態にしたり使役動詞の構文を考えたり、頭にかなりの負荷がかかります。
「そのニュースを聞いて驚きました」
これを”The news”を主語にして英語にしてください
The news・・・
それでは”I”を主語にして言ってみてください
I was surprised at the news.
言いやすい
“The news”を主語にすると
The news made me surprised.
メールや手紙を書くときは、無生物主語を多用するのは、とても勉強になるし良い事だと思いますが、会話となるとストレスが多いので、大人の英会話学習者や英会話初心者は、”I” や “We”や”You”を主語にする練習から取り組んでみてください。
【まとめ】大人や初心者の英会話は主語を”I”動詞を”have”でシンプルに話せる
- 大人や初心者は、まず動詞のhaveの様々な表現を覚え、使いこなす練習をする
- haveの他にgetやtakeなどの基本動詞も取り組み、瞬間英作文トレーニングをする
- 大人や初心者学習者は、主語を”I” “You” “We”に限定し話すストレスを軽減する
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