Hapa英会話【ネイティブ感覚で話す英語フレーズ】レビュー

大人の英語教材選び
hapa eikaiwa Jun

スラングを含めネイティブが使う生きた英語を学びたい方

Hapa英会話を本で学習したい方

簡単な英語なら話せるけど、いつも同じ表現ばかりなので、もっと英語の表現を増やしたい方

この様な方向けの書籍です。

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Hapa英会話【ネイティブ感覚で話す英語フレーズ】レビュー

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Hapa英会話には、YouTube・ブログ・インスタグラム・フェイスブック・メールマガジンなどで英語学習できるので、自分の学習スタイルにあった勉強法で学習できます。私が最も英語学習に利用している英語スクールです。

Hapa英会話をYouTubeやブログで学習している方も多くおられると思いますが、講師のジュン先生ことジュン・セニサック(Jun Senesac)さんは、本も出版されています。

インターネットやSNS・アプリで学習するのも良いですが、やっぱり本での学習が好きだと言う方の気持ちも良く理解できます。

今回はHapa英会話ジュン先生Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズをレビューします。

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Hapa英会話【ネイティブ感覚で話す英語フレーズ】中級者向け教材

この教材は私が応援している大人のやり直し英語学習者や初心者英会話学習者の中で、比較的中級者レベルに値する方向けの教材です。

もう少し具体的に説明すると、私が以前に投稿した下記記事の例で言うと、ネイティブが講師のオンライン英会話の受講までに取り組んでおきたい学習をステップ1~5段階で階級分けしたステップ5ランクです。

ステップ1~5を簡単に紹介すると

ステップ1と2は必要最低限の学校英語の復習で、ステップ3より日本語を流暢に話せるネイティブ講師の教材で学びます。

その指標のステップ5です。この段階では簡単な英語なら言いたい事を英語で伝えられ、ゆっくり話してもらえると、ある程度リスニング出来る方。その様な方が、もう少しネイティブのカッコイイ英語表現を広げて行きたいと言うレベルです。

この様な方にはHapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズはオススメの教材と言えます。

Hapa英会話【ネイティブ感覚で話す英語フレーズ】構成を見てみる

まずは本の構成を紹介します。大カテゴリーとして5つのchapterに分かれています。

  • Chapter1 英語に直訳できない日本語
  • Chapter2 ほとんどの日本人が間違う英語
  • Chapter3 日本人が迷う微妙なニュアンスの英語
  • Chapter4 会話がはずむ自然な英語
  • Chapter5 覚えておくと便利な定番フレーズ

著者のジュン先生はアメリカ人の父親と日本人の母親のハーフです。そのため子供の頃から家庭内では普通に日本語と英語が飛び交い、物心がついたら日本語も英語も話せていたそうです。

その様なバックグラウンドがあり、日本人の考えをよく理解出来るネイティブ講師です。

だからこそ日本人の弱点もよく熟知しているのです。

この本は優秀な日本人講師でも理解出来ていない微妙なニュアンスの違いを、ジュン先生だから出来る分かりやすい解説が特徴です。

Chapter1 英語に直訳できない日本語

私たち日本人が毎日使っている以下の言葉を英語でどの様に表現したら良いのでしょうか?

いただきます!

「いただきます」に相当する英語は存在しません。ではアメリカでは食事は、どう言って食べ始めるのか?

オーソドックスな掛け声は

Let’s eat !

が一般的だそうです。

本書Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズでは、もっと具体的に説明しています。

この様な例は、まだまだたくさんあります。上記の例でも、日本人英語学習者がその場で反射的に口から出せる人は皆無でしょう。

Chapter1は、とても興味深い内容です。

Chapter2 ほとんどの日本人が間違う英語

あなたは以下の英文をどの様に訳しますか?

Do you want to order the pizza?

あなたはピザを注文したいですか?

日本人はwant toを「~したい」と覚えてしまっています。だから間違うのです。正しい英訳は「ピザを注文してくれない?」と依頼しているのです。

このChapterでは上記の様な例を紹介しています。日本人は、いわゆるカタカタ英語でも誤った英語を無意識で覚えてしまっています。

この章ではそんな誤った英語から正しい英語に是正します。

Chapter3 日本人が迷う微妙なニュアンスの英語

あなたは ” hope “ と ” wish “ の違いは分かりますか?

どちらも「希望する・望む」と言う意味です。

その通りです。でもネイティブはそれぞれの単語のニュアンスが微妙に違うので使い分けています。

どう違うのですか?

hopeは「可能性がある願望」wishは「可能性の低い、あるいは、不可能な願望」で使い分けています。

日本人が当たり前だと思っていた単語の意味でも、少し違うニュアンスで理解している英語は意外と多いのです。

このChapterも、とても興味深い内容です。

Chapter4 会話がはずむ自然な英語

日本人が ” fine ” の単語を見て思い出す英会話フレーズと言えば、

How are you ?

I’m fine thank you. And you ?

日本人は ” fine ” と言えばその表現以外使わないね。 ” fine ” は本当にネイティブがよく使う単語なので、マスターすれば会話がはずむよ!

例えば道で転んで、通りがかりの人に

Are you OK ?
大丈夫ですか?

I’m fine.
大丈夫です。

例えば、レストランの店員に「ビールをもう1杯いかがですか?」と聞かれ

No, I’m fine.
いえ、結構です。

例えば、相手から提案されて、

That’s fine.
それでいいですよ。

例えば、こちらからの提案にも全く応じようとしない人に対して

Fine !
もういいよ!

学校英語(受験英語)や資格英語では学べない英語が生きた英語です。ネイティブがよく使う英語を知ると映画やドラマのリスニングにも効果的です。

覚えておくと便利な定番フレーズ

” I got it “ と ” You got it “ 意味の違いを理解できている日本人はほとんどいませんが、覚えたらとても便利です。

例えば、相手の言っていることを理解したとき

I got it.
わかりました。

例えば、相手の依頼やお願いを承諾するとき

You got it.
了解しました。

Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズはネイティブなら誰でも頻繁に使う表現なのに、日本の英語教育では、なぜか全く誰も教えない英語(生きた英語)を盛りだくさん紹介しています。

日本語と英語を母語にしているジュン先生だからこその良著です。

Hapa英会話【ネイティブ感覚で話す英語フレーズ】音読で仕上げる

Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズは書籍のため、読んで終わらせる方もいますが、英語学習は繰り返し学習しなければ身につかないことも認識しておかなければいけません。

生きた英語を習得するには、音読(スピーキング)は切っても切れない学習法です。さらに生きた英語を学ぶ書籍の選ぶポイントとして、「ネイティブの音声が収録されているものを選ぶ」ことも忘れてはいけません。

音読はネイティブの発する音声(発音)をまねて繰り返し繰り返し学習することが大事です。ネイティブの様に発音できる様になると、ネイティブの発音が聞き取れる様になるからです。

音読トレーニングについては下記の記事も参照して下さい。

Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズ はジュン先生の音声が収録されたCDも付いてきます。ウェブサイトにアクセスしてダウンロードすることも可能です。

さらに全ての項目ではありませんが、YouTubeでジュン先生の動画解説もあるので1冊で音声と動画学習も可能です。

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